ayuming

今日から「臨月」です。
今晩は満月です。
こ、こわい…
満月は赤ちゃんが産まれやすいそうで、
昨夜から突然、お腹の位置が上の方から下がり始め、
鈍痛的なものがあったり、胎動に変化を感じます。

もう赤ちゃんが産まれ、
よほどのことがなければ保育器にも入れずに、
生きていけるわけだし、
ほんとのほんとに、カウントダウンなわけです。
いつでも病院に駆け込めるような体制作りが必要なので、
病院から３０分～１時間以内にいないとイケマセン。

…といっても、安静解除されたらこれなので、
なんだか寂しい。
いろんな人にも会いたかったし、
いろんなところにも行きたかったし、
いろんなこともしたかった。

でも、赤ちゃんのために、
戦わねばならぬことだらけです。
もう、ぁゅがキレても出てきて大丈夫なので（笑）

このマタニティ期間…言われるように楽しむことは、
誰も許してくれなかったなあ (´・ω・`)

義母のルナママから電話があって、
ルナが対策会議をしていたの。

義父のルナパパのがんが
思ってるより芳しくないみたいで…助けにこれないかも、とか。

そして赤ちゃんは、２８日までに陣痛が来なければ、
入院して、促進剤を入れて、予定日までを目標に、
分娩の準備になっていくわけで。

いつ産まれるか？との話に、
「お義母さんは２６日～２８日に、
ふっと産まれるような気がするのよね～」と。

ぁゅは…
２０日という日付と、
２７日という日付が、
なんだかとても引っ掛かってるのです。

不思議だな～
赤ちゃん、いつ出てくるかい？
と、聞きながら。

でも、パパが大好きだから、
一緒にいられるときに、産まれるような気がするんだよね。

出産したら、育児が待っている。

これってすごく幸せなこと…なんだと思う。
医療は神ではない。
出産は誰もに与えられた“当たり前”とは、ちょっと違うと思う。

まだ、ぁゅは、そこにたどり着けてはいないけど。

陣痛が来て、
赤ちゃんが無事に産まれてくれて、
ぁゅは家に戻ってこれる。
…なんて、思っていない。

文字通り「命懸け」なんだと思う。

赤ちゃんの心拍が確認できて、
日に日に流産の確率が減り、
毎月予定日にお花を飾りながらカウントダウンし、
もうすぐ正産期(臨月)となり、
毎日を思うからこそ、
妊娠期にやりこなさなければならなかった。

赤ちゃんの誕生日は、
ぁゅの最後の日になるかもしれない。

赤ちゃんはぁゅのことを、記憶できないかもしれない。
ルナにすべて託さねばならないかもしれない。
赤ちゃんは大きくなったとき知りたいかもしれない。

そう思いながらの毎日。

ルナとぁゅとの思い出のもの。
ぁゅが管理を任されていたもの。
記憶の中で完結できていたイロイロなもの。
食材も、日用品も、礼服の場所も、貴重品も、
オークションや質屋に出しやすくするものも、
全部見てわかるように、追われるように片付け続けた。

それが、やっと一区切りついた。

もしもの時、残された二人が困らないように。
それが、妊娠期にぁゅが唯一残せること。
できるならば、
料理のレシピと二人に手紙あたりが残せたらいいんだけど。

あとはパパに任せるしかない。
ママはかなり気が強かったけど、一番愛した人だよ、と、
伝えてもらえたら、嬉しいな。

さあ、あと少し。
産まれるまでの間、なにができるかな。

ルナの声がすると、胎動がすごい。
ルナが触れると、ラグビーボールみたいにお腹が変形する。

２６週。
今まで見てわかるほどの胎動なんて、
あゆがお風呂でしか見てなかったのに、
妊娠線予防にワセリンと化粧水を混ぜたものを塗ってもらってたら、
びっくりする胎動をふたりで見た。

それからというものの、
ルナと出掛けるとき、
ルナがマッサージしてくれたとき、
ルナと話しているとき、
最近はルナがマンションに帰ってきて、エレベーターを降りた頃くらいに、
胎動がレベル５のＭＡＸ的に大暴れ。

そして、ステーキや焼き肉を食べたり、
お肉を食べる話を出すと、
ほんとに信じられないくらいの胎動。

誰か別のヒトが撫でてくれても、
レベル３くらいまでなんだけどね。

そんな今日は、ヘルパーさんをすべてお休みにして、
ルナと過ごしていたら、
夕方からお腹が張るというより、痛いような…
ちゃんと時間を見てみてたら、少し規則性がある…？
微弱なのか、前駆陣痛？？
ルナがいるとき、二人のときに予行練習してくれたのかな。

ほんとに、パパが大好きで、
お肉が好きなようです。

あと１週間。
せめてお腹のなかにいてほしい期間。
色々なことが迫ってくる。

ほんのりパニック。

だってさ。
赤ちゃんに会いたい。
だけどさ。
ルナとデートしたりって、できなくなる。

すごく寂しくて。

願っていたことが、もう、カウントダウンなのに、
嬉しいことなのに、
寂しかったり、モヤモヤして、涙が出てくることが最近多くて、
やっとルナに話してみた。

「ふたりで楽しかったことは、
　今度からは３人分に増えるんだよ。」

そうなんだけどね。
でも、大きく変わりすぎる生活と、
なんとかなる、してやるって、
こんなに思えないなんて、不安すぎだし、
寂しいんだよ。

予定日は８月２日と分かったのが
２０１３年１２月２５日。

それから毎月２日は、
季節のお花を買って飾っています。
そのお花と一緒に、お腹の成長写真を撮ってます。
どんなに喧嘩をしていても、眠くても、
ルナと続けてきました。
悲しいときや、落ち込んだときや、辛いときに、
お花を見ると、頑張ろうって思えて。
特に胎動も分からず、お腹も出ていないと不安ばかりで、
つわりはあって…そんなときの「元気になれー」って
スイッチになっていました。

ふと、
赤ちゃんと、リビングと、ルナがいて、
いつも飾っている夢を見てから、
ルナには「赤ちゃんができたら、毎月の予定日にお花を飾りたい」と
夏ごろに話していて。

赤ちゃんからのメッセージだったのかな？

なんて話ながら、毎月とってきた写真も、
ひょっとすると今月が最後かも。
だから、今月分のお花にはひまわりが欲しかった。
ひまわりのように、ぱっと周りを明るくできて、
強く自分の信じる道を歩んでいけるような、
そんな子になってほしいな。

次は退院のときに、ルナが家に用意してくれるかな？

赤ちゃんの誕生予定日まで、丁度ひとつきとなりました。

blogやTwitterなどにも、ぁゅの体調などについては書いたとしても、
赤ちゃんについては、あまり触れないようにしてきました。
まわりには、
なんらかの事情で望むことができない人や、
ぁゅとルナのように、なかなか授かれないヒトも、
いると思うのです。

なかなか授かれなくて、
二人は何度も泣いたり、落ち込んだりして、
結婚６年目、ぁゅの年齢的にもあと１年で諦めようと、
そう話したときの妊娠発覚。

びっくりした。
それと同時に、マタニティハイな発信はどうだろう？と
ルールを決めて、発信することにしました。

今日の検診で経過はよく、推定体重は２２００gも越え、
いつ出てきてもおかしくないし、
あと少しで未熟児も脱出でき、生きていられる重さになりそうです。
あと１０日待てれば正産期となり、
笑って「早く出てきたねー」といえる時期になりました。

そこまで診断されて、ルールを解除することにしました。
だって、どうにしても、赤ちゃんは元気に出てきます（笑）
新しい家族が増えるんです。

もし、なにかあって、
赤ちゃんに、あゆから、なにも伝えられなくなったら、
それもいやだし。

なので、いろんなこと、しばらく書いていこうかな～
と思ってます。

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