なつかしく北欧の福祉に触れた。
しっかし、時間が足りなかった…
初めて聞いたのは、確か高校生のころ。
次にがっつり向き合ったのは障害者総合支援法ができるといわれた
入社直後の国際ユニバーサルデザイン会議。
高校生のときは「すごー( ̄□ ̄;」って思った。
オトナになってからは「遠い世界」と思った。
そして今年。
デンマークの都市の福祉部長であるハッセと同じ会場で
発言する側として迎えた。
多くの人が高校生のあゆのときと同じように
あんな風になったらいいな、って言う顔だった。
たくさんのパネラーさんの想いを感じた。
主催者の想いを感じた。
だからこそ、突っかからなきゃならない立場だと想った。
すっごい、素敵な世界を垣間見た。
でもね、そのためには、いまの障害者たちがどういう思いで介助を受け、
勝ち取らなくては、ヘルパーさんを派遣してもらえないのか、
もっと知らなきゃいけないと思う。
1回のトイレに何分かかるか、それが一日何回なのか
そんなこと、10代や20代で数えたことある?
だけど数えなきゃ、ヘルパーさんに来てもらえないんだよ。
はじめましての人の前で、真っ裸にならなきゃならない。
毎日いろんな人に、裸をさらさなきゃならない。
胸をつかまれて、ブラジャーに寄せ入れてもらわなきゃならない。
本当はすごく羞恥心があること。
なのに、なぜ、手が使えないというだけで他人にされなきゃならないのか。
その恥じらいが『無い』ことになってしまうのか。
利用者であるあたしたちは、契約したお客様であり対等な立場のはずなのに、
あたしたちは「ヘルパーさん」と呼び、
提供者は「利用者」と呼ぶ…「ご利用者様」ではない。
加えて、こう言われる。
「こんなにしてあげてるのに、なにもない」
成果報酬は、お給料じゃないの?
代理受給制度と時間支給決定の意味も分からないヘルパーさんたちが、
かなり大半を占めている。
自分のお給料の出どこを知らない。
必死になって、想う自分、想う生活がしたくてがんばって、
生活の中に入る他人の多くが、
山盛りの努力の上にいまの生活があるとイメージもせず、
さらに「この利用者はがんばってない」と言う。
こんな意識の中、渦巻いている中、
どこに「幸福な」障害者が生まれるのだろうか。
ADL向上できていれば偉いの?
QOLの向上を選んだ、あたしは悪なの?
今回の3分スピーチで話したかったことは、
事前と大幅にテーマを変えた。
だって、聴講者の顔色が面白いほど、変わったんだもん。
「先天性多発関節拘縮症の重度身体障害者
マルチネットアイドルすがやあゆみです。
主婦で、webデザイナーとしてOLをしている、女子です!!
『女性です』そう言わないと、誰もわかりません。
そんなことない?
ではなぜ、車いすトイレは女子トイレにないことが多いのですか?
なぜ、この新橋のすぐそばにあるテレビ局で放映される夏の風物詩で、
結婚や出産の話になると、感動話になるのですか?
誰も女性として見ていないから、疑問に思わないのです。」
そこに、ぽかーん、どきっ…いろんな顔を見た。
だから言わずにいられなかった。
なぜ障害があるといって、介助されやすい服じゃなきゃいけないの?
時にセクシーな下着を選んじゃ駄目なの?
全部まとめてぶつけられたのは、このひとことだった。
「あゆはネットアイドルと呼ばれるようになったんだから、
かわいくなきゃ、だめなんです!」
このイベントでお話してきました
『
脱☆業務優先主義!
利用者本位を超スタンダードに~ケアの本質を取り戻す~』
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1回のトイレに何分かかるか、それが一日何回なのか
そんなこと、10代や20代で数えたことある?
だけど数えなきゃ、ヘルパーさんに来てもらえないんだよ。
はじめましての人の前で、真っ裸にならなきゃならない。
毎日いろんな人に、裸をさらさなきゃならない。
胸をつかまれて、ブラジャーに寄せ入れてもらわなきゃならない。
本当はすごく羞恥心があること。
なのに、なぜ、手が使えないというだけで他人にされなきゃならないのか。
その恥じらいが『無い』ことになってしまうのか。
利用者であるあたしたちは、契約したお客様であり対等な立場のはずなのに、
あたしたちは「ヘルパーさん」と呼び、
提供者は「利用者」と呼ぶ…「ご利用者様」ではない。
加えて、こう言われる。
「こんなにしてあげてるのに、なにもない」
成果報酬は、お給料じゃないの?
代理受給制度と時間支給決定の意味も分からないヘルパーさんたちが、
かなり大半を占めている。
自分のお給料の出どこを知らない。
必死になって、想う自分、想う生活がしたくてがんばって、
生活の中に入る他人の多くが、
山盛りの努力の上にいまの生活があるとイメージもせず、
さらに「この利用者はがんばってない」と言う。
こんな意識の中、渦巻いている中、
どこに「幸福な」障害者が生まれるのだろうか。
ADL向上できていれば偉いの?
QOLの向上を選んだ、あたしは悪なの?
今回の3分スピーチで話したかったことは、
事前と大幅にテーマを変えた。
だって、聴講者の顔色が面白いほど、変わったんだもん。
「先天性多発関節拘縮症の重度身体障害者
マルチネットアイドルすがやあゆみです。
主婦で、webデザイナーとしてOLをしている、女子です!!
『女性です』そう言わないと、誰もわかりません。
そんなことない?
ではなぜ、車いすトイレは女子トイレにないことが多いのですか?
なぜ、この新橋のすぐそばにあるテレビ局で放映される夏の風物詩で、
結婚や出産の話になると、感動話になるのですか?
誰も女性として見ていないから、疑問に思わないのです。」
そこに、ぽかーん、どきっ…いろんな顔を見た。
だから言わずにいられなかった。
なぜ障害があるといって、介助されやすい服じゃなきゃいけないの?
時にセクシーな下着を選んじゃ駄目なの?
全部まとめてぶつけられたのは、このひとことだった。
「あゆはネットアイドルと呼ばれるようになったんだから、
かわいくなきゃ、だめなんです!」
このイベントでお話してきました
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脱☆業務優先主義!
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